生前対策とは
「生前対策」とは、「人生の終わりのための活動」です。これまでの人生を振り返り、自分の最期をどう迎えるかを考え、そのために準備を行うことをいいます。
平均寿命が伸び、長生きできるようになりましたが、いつまでも健康で元気に過ごせるかは誰にもわかりません。
病気や怪我をしたり、介護が必要になったり、認知症になる可能性もあるでしょう。
また、事故や災害に遭う不安もあります。
- 家族や周囲の人に迷惑をかけないで済むようにしておきたい
- 自分の考えや思いが、正しく伝わるようにしておきたい
そのために、元気な間(生前)に準備をしておくのが、生前対策です。
生前対策においては、様々な事が検討されます。
- セカンドライフをどう過ごしていきたいか
- 保険はどうするか
- 病気になったらどうするか
- 介護が必要になったらどうするか
- 認知症になったらどうするか
- 財産管理のこと、終末期医療のこと、お墓のこと、葬儀のこと、相続のことなど
これらを考えて、まとめ、遺言やエンディングノート、財産管理等の委任契約・任意後見契約、いざという時の意思表示宣言書、死後事務委任契約などの形にしておきます。
弊事務所ではこれらの「生前対策」をお考えのみなさまの「困った」を解決するためのサポートをさせていただきます。
自分のための備え
一般的には任意後見契約の前提、あるいは付随する契約として行われることが多いです。
ひとり暮らしの不安は「見守り契約」で解消しましょう。
エンディングノートも作成していただけます。
ケガや病気、寝たきりなど「身体機能」が低下したときの備えです。
金融機関、市区役所、医療・介護施設などで代理人が手続をすることができます。
将来、認知症などで「判断能力」が低下したときの備えです。
「今は大丈夫。でも将来の不安に備えたい」
そんな方は任意後見契約を結んでおきましょう。
本人が自らの意思で延命措置を中止し、「尊厳死を望む」という考えを医療関係者や家族らに意思表示するための書面です。
高齢者であれば来るべき終活のために、若い人でも事故や突然の病気に備えることができます。
死後の備え
自分に何かが起こり、意思を伝えられなくなったときのために、また人生の最期を迎えるにあたっての自分の希望を示すために、前もってまとめておく文書です。
子どもや孫、お世話になった人達へ、大切なメッセージを残すこともできます。
ご自身の死後、必要になる様々な手続き(葬儀・埋葬など)をご家族の代わりとなりお引き受けする契約です。
ご自身の「もしものとき」に親族や知人などに負担をかけず、ご自身の希望を実現するために、あらかじめ備えておきましょう。
今や『ペット(人と暮らす動物)』は『コンパニオンアニマル(人と共に暮らす伴侶動物)』と呼ばれています。
「自分が亡くなったあとのペットのことが心配…」
お世話の引継ぎや、そのための財産を残し、自分亡き後も幸せに暮らせるよう備えましょう。